真実の忠臣蔵
日テレの時代劇サスペンスとやらをチラ見したのですが、これはひどい。相変わらずの「忠臣蔵」礼賛で見れたものではなかったです。以下、過去別場所で書いたものを修正して転載。
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みなさん、忠臣蔵って好きですか?
殺された吉良義央っていうのは、公武の礼節典故を熟知精練し、それを人に教えることで生計を立てている人でした。いわゆる茶道の先生(しかも宗家レベル)みたいなものですね。そして浅野長矩は、仰せつかった勅使接待の御馳走役の礼法を教えてと吉良に言ったのですが、その態度はいけたかだかしく、当然授業料(これが賄賂と言われている)も持っていきませんでした。長年の知識と経験を商売にしている吉良は、礼法をタダで教えるわけにはいきません。考えてみてください、あなたが茶道のえらい先生の元で、「タダで茶道を教えて、タダで」と言って教えてくれると思いますか?
さて、礼法を知らない浅野は、御馳走役に失敗し、多大な恥をかきます。そして「私が恥をかいたのは吉良がタダで礼法を教えてくれなかったからだ」と逆ギレした浅野、白木書院の廊下で吉良に切りかかりました。が、すぐに取り押さえられ、吉良殺害に失敗。とんでもない事件を起こした浅野に将軍綱吉は烈火の如く怒り、浅野に即日切腹を申しつけました。
これが発端。
で、部下の大石内蔵助は就職元が潰れて大あわて。で、一発逆転をかけた討ち入りを計画します。もし討ち入りが成功し、その罪が軽いもので済めば、大内たちは「忠義の士」として高い評価を得、次の就職も安泰だからです。その根回しもしました。
そして決行。
無実の吉良とその家臣16人を惨殺した大石一行は、幕府におとなしく捕まりました。もとより計画のうちです。しかし降りた評決は全員切腹。これを命じた柳沢吉保は、大石の奸計を見抜いたのです。その時の言葉が「忠臣の振りを似て、狼藉でもいたすべきの義、必定なり」です。忠臣のフリしたってダメってことですね。
みなさん忠臣蔵って好きですか?
わたしは大っ嫌いです。
===ここまで
とまぁ、これは少し調べればわかることです。ただ、この浅野長矩の行動も、実は日本人らしい行動だったりします。知的財産における対価の必要性を、日本人は非常に軽視する傾向があるのですね。形のないものに金は払わない、これは昔の話ではなく、現在進行形の話です。過去の職場でも往々にしてありました。日本人が忠臣蔵を好む性質は、浅野長矩を正当化して自分たちも無実だと思い込もうとしている。というところにあるのかもしれません。情けない話ですね。
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みなさん、忠臣蔵って好きですか?
殺された吉良義央っていうのは、公武の礼節典故を熟知精練し、それを人に教えることで生計を立てている人でした。いわゆる茶道の先生(しかも宗家レベル)みたいなものですね。そして浅野長矩は、仰せつかった勅使接待の御馳走役の礼法を教えてと吉良に言ったのですが、その態度はいけたかだかしく、当然授業料(これが賄賂と言われている)も持っていきませんでした。長年の知識と経験を商売にしている吉良は、礼法をタダで教えるわけにはいきません。考えてみてください、あなたが茶道のえらい先生の元で、「タダで茶道を教えて、タダで」と言って教えてくれると思いますか?
さて、礼法を知らない浅野は、御馳走役に失敗し、多大な恥をかきます。そして「私が恥をかいたのは吉良がタダで礼法を教えてくれなかったからだ」と逆ギレした浅野、白木書院の廊下で吉良に切りかかりました。が、すぐに取り押さえられ、吉良殺害に失敗。とんでもない事件を起こした浅野に将軍綱吉は烈火の如く怒り、浅野に即日切腹を申しつけました。
これが発端。
で、部下の大石内蔵助は就職元が潰れて大あわて。で、一発逆転をかけた討ち入りを計画します。もし討ち入りが成功し、その罪が軽いもので済めば、大内たちは「忠義の士」として高い評価を得、次の就職も安泰だからです。その根回しもしました。
そして決行。
無実の吉良とその家臣16人を惨殺した大石一行は、幕府におとなしく捕まりました。もとより計画のうちです。しかし降りた評決は全員切腹。これを命じた柳沢吉保は、大石の奸計を見抜いたのです。その時の言葉が「忠臣の振りを似て、狼藉でもいたすべきの義、必定なり」です。忠臣のフリしたってダメってことですね。
みなさん忠臣蔵って好きですか?
わたしは大っ嫌いです。
===ここまで
とまぁ、これは少し調べればわかることです。ただ、この浅野長矩の行動も、実は日本人らしい行動だったりします。知的財産における対価の必要性を、日本人は非常に軽視する傾向があるのですね。形のないものに金は払わない、これは昔の話ではなく、現在進行形の話です。過去の職場でも往々にしてありました。日本人が忠臣蔵を好む性質は、浅野長矩を正当化して自分たちも無実だと思い込もうとしている。というところにあるのかもしれません。情けない話ですね。




